Bercriber's Blog

短歌

2025/03/17 23:04


雪解け

明日から砂の器にわたしたち染み込むように住み込んでいく

目の前を走る車の朝の影左へ伸びて車は右へ

詩の中で語りかけてる語尾はただ宛先のない旋律として

韻を踏む踏み外しつつ書き綴る文の流れは水にはなれず

家系図に風と一文字見つけ僕風の遺伝子継いでるらしい

青空を君に送るよ宛先はなくとも届くクロネコヤマト

空を飛ぶ、言葉は翼、海を行く、ずっとあなたはポストを見ない

目を閉じて明日へ泳ぐ君の手を朝が遠いともっといいのに

何度でも雨は降るから何度でも雨を詠んでも枯れないんだよ

窓の外 風の音 外の音 今日もまだ冬服でいいはず

空の外 星の内側 僕の眼と合わない光があのあたりに

人知れず人の中にも海はあり月の方へと涙が落ちる

今もまだあなただけを知らない日々春に淡雪ただ待つように

うつ伏せで布団の中へ消えていくいつも通りの僕が見つかる

雨上がり道に夕暮れ張り付いて乾く頃には夜だったこと

北極に北海道は近いから寒く南極に近いから暖かい沖縄